西洋ミツバチ掲示板 2072874


大スズメバチ

1:M/鹿児島 :

2018/11/18 (Sun) 10:13:41

https://bbs1.fc2bbs.net//bbs/img/_818400/818338/full/818338_1542503621.jpg 大スズメバチの女王は秋に生まれ、巣の外で待ち構えている雄蜂とすぐに交尾し、たった1匹で越冬し厳冬を乗り切るそうです。その間は飲まず食わずでほぼ仮死状態で過ごすそうです。

しかし、いくら飲まず食わずの仮死状態で越冬しても、生きている限り最小限のエネルギーは費やします。

数か月間の越冬のためのエネルギーは、生まれてから10日~2週間くらいの間に溜め込まねばなりません。
ちょうど、クマが越冬に入る秋に丸々太ることと似ています。クマは越冬明けには体重が半分ほどに激減しているそうですが、大スズメバチはどうなんでしょう・・・

さて、当地(屋久島)においては今が新女王誕生ラッシュのようで、捕獲器や粘着板で捕える大半は新女王蜂です。
大型で見るからに恐ろしそうです。(笑)

が、人と同じく見かけによらず(笑)、働き蜂と違ってさほど獰猛さはありません。ってか、ドンクサイってのが正解のようです。

越冬のための自らの食料捕獲と、一族郎党のための食料捕獲行動には、違いがあるのかもしれません。

大きな巣では数百匹、小さな巣においても数十匹の新女王が生まれるそうですが、そのうち、生き残って春に営巣するのはせいぜい1割前後と言われています。

自然界においてたった1割くらいの、その生き残りの新女王を人為的に、こうも毎日大量に捕獲したら絶滅するんじゃない・・・などと、複雑な気持ちの私でもあります。(^_^;

しかし、ハチ飼いにはそんな感傷に浸っているヒマはありません。(笑)

食うか食われるかの修羅場でありますから、ここは食われる側のミツバチに加勢するしかありません。(^o^)

でもねぇ・・・
いくら興奮しているからと言って助っ人を刺すことはなかろうに、しかも、ダニ退治までして、理想的な棲家まで提供しているのに・・・(>_<)

え、その代わり蜜を提供しているって・・・!

いや・・ま・・そ、それは・・・(^_^;


5:M/鹿児島 :

2018/11/21 (Wed) 20:29:38

21日、07:00の気温は16度と冷え込んできました。

本日は2週間ぶりくらいの内検実施です。
継箱は本日ですべて撤去し、巣箱のみにするつもりが、継箱にけっこう蜜が溜まっています。
しかし、搾るほどはなく、だからといって蜜の入った巣枠をそのままにはできません。(>_<)

ところが継箱を外し、蜜の入った巣枠をそのままにに作業続行中に大スズメバチがやってきました。
ヤバイな!この分ではまだくるな・・・、と思っていたところ案の定、5匹くらいがやってきました。 (-"-;)

そのほとんどは新女王蜂です。
何しろ飛翔音がハンパない。
今年はベニヤ板を長さ40センチくらい、幅5センチくらいに切り、それで叩き落している。新女王は動作が緩慢で百発百中叩き落すことができる。
バシッ!という命中音は実に気持ちがいい。(^o^)

おそらく蜜の匂いに引かれてやってきたはずだ。

スズメバチ類は幼虫と栄養交換で生きている。
つまり、成虫は肉団子を幼虫に与え、幼虫は栄養液を口から出し成虫に与えるわけだ。
おそらく生き物の中で「子」から「親(兄弟)」が食べ物をもらって生活する生態は他にはないと思う。
親からしたら子は食料製造器か・・・?

しかし、新女王は羽化し、巣から出たら二度とその巣には戻らない。いったい食事はどうなっているのか・・・?
身体の構造上、固形物が身体に入るとはとても思えない。

やはり、柔らかい昆虫類の幼虫か、あるいは樹液や花蜜しか考えられない。しかし、今の時期、昆虫類の幼虫はほとんどいないし、樹液も分泌が少ない。花蜜も蜜溜まりが露出している花はほとんどない。
ミツバチみたいに口吻が長くないから普通の花からは吸蜜できない。

ミツバチの巣箱を襲うのが最も手っ取り早く、効率もいい。食欲をそそるいい匂いはするし・・・(笑)
ニホンミツバチは手強いし、戦う戦略も身に付けている。下手に襲って越冬を前にケガでもしたらえらいこっちゃ!
と、思ったかどうか分からないけど(笑)、その矛先はセイヨウミツバチに向けられる。

かくして、ミツバチの巣箱はヤツらの格好の標的になる。
庇護者の人間はたまったものではない。 (-"-;)
大スズメバチの活動範囲はミツバチと同じく最高4キロメートルくらいらしいけど、私の経験則からすれば1キロ内外と思われる。

ハチ仲間のハチ場は6キロ圏くらいの間に合計7カ所あるが、そのどれもが大スズメバチが重複していない。
つまり、各ハチ場を襲ってくる大スズメバチはすべてちがうからだ。

ま、あくまでも私見でありますかが、“当たらず遠からず”ってところでしょうか。(笑)

しかし、10枚入りネズミ捕りシート(粘着板)7箱が底をついてきた。この分ではさらに買い足ししなければ・・・ (>_<)
4:ビートルズ :

2018/11/19 (Mon) 20:10:59

女王蜂が産卵始めたとの事、嬉しいですね。南国で子孫繁栄願っております。
そちらのオオスズメバチの凄まじさは相当なものですね。
お察しします。
こちらはこれからは冬将軍到来に準備です。
それが終わると春まで一息付けます。
3:M/鹿児島 :

2018/11/19 (Mon) 09:43:10

ビートルうさん、先だってはメールの行き違いでご迷惑をおかけしました。(_ _)

はるばる東北の地から南の島に輿入れしてきた交尾済み女王は、すぐに産卵行動を開始し、順調に活躍しています。
2日間の慣らし期間後、開放しましたが、お供のハチともども元気に過ごしているようです。
ありがとうございました。

今朝は久しぶりの雨模様でしたが、巣門を狭めるのを忘れていたので巣門高さ5ミリの板を取り付けてきました。
大スズメバチに中に入られたら大変ですから、8月に入ったらこの作業は必須なのです。

新しいハチ場は亜熱帯に近く、そのせいか、大スズメバチは非常に多く、朝晩で毎日50匹前後は捕えています。
一斗缶に半分ほど溜まったら焼却していますが、匂いがたまりませんね。(笑)

しかし、同じ地域でもくだんのアラフォー女史のハチ場にはほとんど見かけませんし、捕獲器にもこれまでに数匹入っていただけです。(6群すべて空洞箱+捕獲器設置)

温度環境だけでは説明できない大スズメバチの生態です。

壱岐の島の方もおっしゃっておられますが、生息地域の差は大きいようです。ま、いずれにしろ、大スズメバチや昆虫類、ミツバチの飛び回る環境は人間にとっても住みやすい環境ですからねぇ・・・

でも、大スズメバチだけは勘弁してほしいものです。(笑)
2:ビートルズ:

2018/11/18 (Sun) 20:08:35

朝晩の冷え込みが感じられる東北ですが、オオスズメバチは見られなくなったと安心していたら3日前にペットボトルの誘引トラップに入ってもがいていました。女王蜂でしょう。最後の一匹かと思われます。
憎っくきオオスズメバチですが、今シーズンは15匹くらい展翅標本を作ってみました。

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